え~!ひょっとしてオシャカ~!?

え~っと、どこまで書きましたっけ?

あ、そうそう、ヘッドが歪んでて出張に行ったってとこね。

もともと、正月に1週間休みを取って、その間にガスケットを交換して
車検まで受けてしまおうって魂胆だったんですが、
初日に思いもよらないヒーター配管の破れが見つかり、1日目にして
その目論見はもろくも崩れ去ることとなったのでした。

そこへ追い打ちをかけるかのような、ヘッドの歪み。

少なくとも自宅で確認する限りでは0.1mmは間違いなく歪んでる。
ただし、プロが見たらどの程度になるかは...
0.3mmを越してたら、ヘッドは使用不可...

ネットで必死に加工やを探すも、どこも個人客は受けてくれない様子。

ならばと、同じ市内にある、以前からポルシエやルノースピダーなどの
コアな車両が止まっていて気になっていた車屋に相談してみると、
かなりの破格にて面研を引き受けていただくことができました。

よくよく相談すると、本業はレース屋さんとの事。
ヘッドの歪は最大で0.3mm弱との事で、確実に
オーバーサイズガスケットのお世話になることになります。

ところが、標準のガスケットセットの価格よりも、
単体のオーバーサイズの方がはるかに高額!
しかも時間もあまりかけたくないし...

とそのあたりも相談すると、

店「フロントカバーも一緒に面研すれば、ノーマルガスケットで行けるんじゃないの?」

め「へ?バルブ、当たらないですかねぇ?」

店「0..3mm程度なら当たらないよ、圧縮比もさほどかわらないし。むしろバルタイが若干ずれるから、そのあたりの方が問題になるかもだけど。」

め「あ、それならカムスプロケが調整式になっているので、対処できると思います。」

店「じゃぁそれで行ったら?」

め「じゃぁそれでお願いします!」

ってことで、そこのショップに依頼して出張へ。

出張から帰ってくると、自宅には面研から上がったヘッドが。
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裏面には傷つき防止の透明テープが貼ってあります。
さすがにめちゃめちゃキレイ。(嬉

エキゾースト側にガスケットを当ててみます。
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ガスケットよりも一回り小さいようです。
が、絞られて抵抗になるわけではなさそうなので、ここは触らずにおきました。

バルブもシコシコと磨いてみました。
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手前が磨いた後、奥がまだ磨いてない物。
左側の列がインテークで、右側がエキゾースト。
ほんの僅かだけ、エキゾーストの方が小さい。

こちらはインテークポート。
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ここもガスケットを当ててみたのですが、ほとんどガスケットとぴったり。
インジェクターの逃げ部分がいくらか張り出していたので、
そこだけリューターで切削。

ヘッドを上面から
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まるで新品(爆

今回、洗浄には「サンエスK」なる薬品を使ってみたのですが、
かなりラクチン。
衣装ケースに熱湯を注いで、袋に入った薬剤を溶かし、
そこへ一晩ヘッドを漬けておくだけ。

投げ込みヒーターとかあると、効率的らしいのですが、
熱湯から一晩で十分落ちます。

ただし、40Lもの液体が入った衣装ケースを片付けるのが苦行ではありますが(苦笑

これから部品を組み付けるのですが、まずはせっかくきれいにした底面、
傷をつけないように、改めてマスキングテープで養生します。
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なぜかバルブが入っていますが、擦り合わせの後だから(笑
え?擦り合わせの様子?
面倒くさくて撮ってられません(爆

ひっくり返して、ステムシールを挿入。
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写真の中に見える深緑っぽい色の部品がステムシール。
ヘッドからバルブの足(バルブステム)を伝って、オイルが燃焼室へ入るのを防ぎます。
こいつがヘタって来て、オイルが燃えて白煙を吹くのが「オイル下がり」
10万キロですから、替えておいても損はないでしょう。
というか、ヘッドを下ろしたら、これだけでもやっておきましょう。洗浄するのに、どうせここまでバラすんですから。

ばらしたら、再びバルブスプリングコンプレッサーを使って、コッターを組み付け。
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ここまで来てコッターを飛ばすと本当に悲劇ですから、ここはひとつ慎重に。
中心に見える丸いのがコンプレッサーの押さえる部分。
その中にポチッと見えるまん丸いのが、バルブステムのお尻。
そのステムに、一段段差のような部分があるのですが、これがコッター。
その下に丸いドーナツ状の円盤があるのですが、これがスプリングリテーナーで、
リテーナーの穴とステムの隙間にコッターがはまり込んで固定される
って感じです。

バルブを組み付け、油圧リフターを挿入したところ。
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ロッカーアームを載せて...
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ロッカーアームは、INもEXも共通ですが形が2種類あり、
それぞれ2種類が1つずつで1セットになるので、注意。

カムシャフトを載せます。
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M44のロッカーアームはシーソー式と言って、
バルブステムの上と、反対側の支点である油圧リフターの上に、橋を渡すように乗っているだけで、
いわゆるロッカーシャフトは存在しません。
上からカムシャフトが載って、初めて固定されるみたいです。

ここにカムキャップを載せて、規定トルクで締め付け。
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締め付け時はトルクももちろんですが、締め付ける順番もあります。
間違えると、カムシャフトが歪んでしまうそうですよ。
しかし、この時にとある間違いを犯しました。
写真をよく見れば、分かる人は分かるんですが...(気づけよ、自分

こちらは外したエキマニ。
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純正にしては、なかなかの形状だと思いませんか?一応4-2-1のタコ足です。
惜しむらくは等長ではない所ですが、新車当時の値段を考えれば、
鋳物のイモ足でないだけ、頑張った方だと思います。

さて、こちらはエンジンブロック側。
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WAKO'Sのリムーバーやらパーツクリーナーやらスコッチブライトやらを駆使して清掃。
その後、ボルト穴をパーツクリーナーでしっかりと
水分置換&脱脂、エアダスターでエアブロー&乾燥させます。
新品のヘッドガスケットを裏表間違えないように載せます。

邪魔なインマニをコジりながら...
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エイッと載せます。

このカムシャフトの脇に見える穴がヘッドボルトの通る穴
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ここへ薄くエンジンオイルを塗ったヘッドボルトを挿して、
指で締められるところまで締めていきます。

その後は
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いよいよ大詰め、ヘッドボルトの締め付け。
当然トルクレンチを使って締めていきますが、一度に規定トルクには締めません。
最初は10Nmくらいから始めて、3~4回に分けて規定トルクまで締め付けます。
そして、その後は角度締め。
指定角度まで締め上げて完了。

後はタイミングチェーンをかけながらカムスプロケをつけ、
タイミングを合わせたらヘッドカバーを付け、補器類をもとに戻したら、終わりです。

さ、無事にエンジンはかかるのか!?

次回!これにておしまい!M44エンジン復活なるか!?
乞う!ご期待!!(ってもういいか(笑





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